2024年第1回文化サロン 開催報告

日時 7月7日(日) : 時間 14:00~16:30 : 参加者数 50名

最上曜先生 「人間の旅の始まり」
三宅美和子 「土器の呟きを聞こう」
久田律子 「パワーポイント応用機能」

(発表者敬称略)

第一部では、サピエンス、ネアンデルタール、人は元々、共感認識があったのではないか。
自らから見る、聞く、食べるなどをとおして、感じて味わってみる。はたや黙ってみる。
あえて言葉に変換とせず、の良さがある。必要は発明の母と言われるように。
1.5万年前から豊かな自然を持ち、共感型になっているのではないか。
言葉を使って活動するガイドには、目から鱗。新しい気づきになった研修だった。

第二部では、東日本から北海道までの土器の呟きを写真、地図など分かりやすい研修できた。

第三部は初めての試み、パワーポイント応用機能について、短時間の中、実践操作で、実例を挙げながら研修できた。

追伸:全動画は半年間の視聴配布であり、資料もご共有するので、研修内容のご定着をより図れるかと思われます。

CGA文化沙竜部

 

CGA文化サロン第3回 レポート

会員の皆様

 街も心もせわしない年の暮れと相成りました。お忙しい中多くの会員の皆様にご参加いただき、去る12月9日(土)に無事に今年3回目の文化サロンを開催いたしました。今回は二部構成となっており、中身の濃い内容になったと思います。
 一部は仏教をテーマとし、先ず久田律子氏による「東寺」ガイディングを、美しい映像とともに臨場感のあふれる中国語で発表していただきました。その後に特別講話として、永代寺の住職でもある天真和尚様から、仏教用語の説明や、日中での仏教や密教に関する考え方や感覚の違いなど、日本で修業をされている中国人僧侶ならではの興味深いお話を伺うことができました。
 二部は会員3名による発表を行いました。三宅美和子氏には「華道代表流派と活け方の特徴」で、ガイドとして知っておくと便利な流派と花の活け方の分類、西洋式アレンジメントと華道の違いなどについてを、大西美佳氏には「京都の水~琵琶湖疏水」で、“京都の生活を営々と支え続ける水”の大きな部分を占めている琵琶湖疏水が、もう一つの見方として非常に興味深い観光資源となることを、ご自身で取材をされた数々の写真とともに新たな視点として発表していただきました。藤原文夫氏には、今年一回目からの続きシリーズとして「現在中国事情あれこれ NO3」で、中国の現状を包み隠すことなく端的にまとめる形で、新たな情報を毎回発信していただいております。

 今年度のサロンは今回が最終回となります。今年はサロンの認知度も上がり、参加者数も大幅に増加し、闊達な意見交換も行われました。会員の皆様のご協力により、大変意義のある時間を共有できたのではないかと思っております。
 CGA文化サロンは、来年度に向けより皆さまのガイディング力向上の一助となりますように、一同力をつくす所存です。今後ともサロンをよろしくお願いいたします。
 今年度の皆様のご協力に、心より感謝申し上げます。
 どうぞ良いお年をお迎えください。

サロンスタッフ一同

2023年第2回CGA文化サロンレポート

 会員の皆さま

 「一场秋雨一场涼」・「暑さ寒さも彼岸まで」で、ようやく涼しさを感じられるようになりました。 
 去る9月24日(日)、今年度第2回目の「文化沙竜」を前回同様オンライン形式により開催いたしました。

 今回は、アンケートによる「東京方面ガイディング」の要望に対して、CGAアドバイザーの保田誠司氏が快くお引き受けくださり、「浅草を巡る旅」モデルガイディングの発表が実現いたしました。ベテランガイドの臨場感のあるリアルガイドは、会員の皆様にとって大いに参考になるものであったと思います。
 久田律子氏の発表は、奈良の魅力シリーズとして参加会員の楽しみの一つとなっておりますが、今回の「奈良夏季莲花路~药师寺和唐招提寺」では資料と合わせて非常に分かり易く、二つの有名な寺院の見どころを丁寧に紹介していただきました。
 和泉澤英子氏の「根津美術館~logoの美」では、日ごろあまり注視されることの少ないlogoについて、その中に込められている美術館の思いやこだわりを語っていただきました。少し視点を変えると違う魅力が見えてくるという、示唆に富んだ発表でした。
 藤原文夫氏には「現在の中国事情あれこれ NO2」で、前回に引き続きリアル中国の今を率直にお話しいただきました。藤原氏が中国在住である事情に鑑みて、発言内容を心配する会員の声もありましたが、現状を知りたい私たちの要求に十分に答えてくださいました。
 前回よりも参加者数が大幅に増えたこともあり、質疑応答も活発に行われ、盛況のうちに終了いたしました。

 第3回目の開催は11月を予定しております。詳細が決まりましたら会員メールにてお知らせいたします。皆さまのご参加を心よりお待ち申し上げます。
 サロンが皆さまのガイディング力向上の一助となることをスタッフ一同願っております。今後ともサロンをよろしくお願いいたします。

        サロン一同

令和5年第1回CGA文化サロン開催報告

 昨年から始まりました「文化沙竜」は、皆様のご協力のもと、今年度も第1回目を7月23日(日)に、昨年同様オンライン形式により開催いたしました。
 今回の発表は偶然にも「ディープな奈良」という趣でまとまり、日本人にもなかなか知られていないような、興味深い内容が盛りだくさんの回となりました。
 久田氏の「奈良墨」では、「古梅園」という老舗での墨の製造過程から墨つくり体験までを、和泉澤氏の「三月堂の屋根」では、観光客もあまり足を延ばさない三月堂内部の静謐さや、日本の屋根の形式と紫禁城との比較などを、小川氏の「法隆寺」では、誰もが知っていると思っていた場所が、こんなにも不思議とトリビアであふれていたことを、そして藤原氏には、日本にいては実感することが難しい現在の中国事情あれこれを忌憚なくお話しいただき、参加された皆様が新たなひらめきを得るきっかけになったのではないかと思います。
 澄川会長からは、各人がこのような専門的なコンテンツを積み重ねていくことが大切で、今後のガイドの厚みになるとのお言葉をいただき、水谷会長代行からは、「中国語ガイドの夜明けは近い、準備を怠りなく!」との激励がありました。

  第2回目の開催は9月を予定しております。詳細が決まりましたらお知らせいたしますので、ご興味・お時間のある方の参加をスタッフ一同お待ちしております。今後とも、皆様に楽しんでいただけるようなサロンの運営を目指してゆきますので、よろしくお願いいたします。

第4回「CGA文化沙竜」開催報告

2月18日、CGA文化沙竜の初年度最終回の活動として、会員向けの『京都老舗のエピソード』を聞くオンライン新春茶話会が開催されました。
当日、講師をつとめられた京都老舗研究会会長の林勇作先生が京都老舗の実例を豊富に挙げながら、老舗継続の三つの秘訣や、経営者はどうビジョンを示しているのか、お店はどう人財育成をしているのか、老舗たらしめる経営力とは、老舗の存在意義などを語ってくださいました。どれも胸が熱くなるエピソードで、林先生の書物にない物語も多くて、文字より言葉で伝える時の豊かな感動を改めて感じさせていただきました。
(これこそ、我々ガイドの存在意義と魅力ではないかと思いました!)
12名の会員にご参加いただき、ありがとうございます。
皆様の京都ガイディングのとっておきのネタの一つになれば幸いです。

今後とも、皆様により楽しんで参加していただけるような沙竜運営を目指していきますので、どうぞ、引き続きよろしくお願いします。

以上。

オンラインセミナー「脱サラ声優四方山話」を開催しました

去る2022年12月17日(土)、当会研修部は「脱サラ声優四方山話」と題するオンラインセミナーを開催し、声優の高瀬朝季さんに講義をしていただきました。
高瀬さんは、「新テニスの王子様」など外国でも大人気のアニメ作品にご出演の現役の声優さんで、ご自身の経験を交えて幅広いお話をしてくださいました。特に、外国語スキルを生かした声優活動、収録現場のエピソード、近年の中国におけるアニメ事情のご紹介など、我々にとって興味が尽きない話題を選んでくださいました。そのほか、時代とともに変遷する声優像や、通訳案内士と声優に共通する仕事の心構え等についても触れられました。しかも先生お手製のPPT資料が秀逸で美しく、簡潔かつ丁寧なお言葉の一つひとつが我々の理解を一層深めてくださいました。
本研修の申込期間が短く参加人数が少なかったのが心残りでしたが、高瀬先生の柔らかいお人柄のおかげで終始和やかな雰囲気の研修会となったと思います。当日は質疑応答が盛んに行われ、先生が実践的な発声方法を快くご披露くださったことも印象深いです。
終了後は先生を囲んでオンライン忘年会を行いました。今回の参加者は全員会員でした。先生が途中で退席されたあとも数時間にわたって続き、昨今の観光業やアジア事情について語り合いました。

第3回「CGA文化サロン」開催報告

 ご好評をいただいております、「CGA文化サロン」は、以下の内容にて、第3回目を開催いたしましたので、会員の皆様にご報告いたします。

開催日時:2022年11月27日(日) 15:00~17:00
開催方法:ZOOMによるオンライン方式
参加者数:9名(会員のみ)
会員テーマ発表:
 1)久田  様 「万步周游东大寺,读懂古都奈良」
 2)和泉澤 様 「根津美術館② 青銅器」
 3)阿部  様 「大宫与盆景(大宮と盆栽)」
 4)新井  様 「録音サービスの魅力」

 今回サロンに初めて参加された澄川会長より、「こんなに素晴らしい内容だとは知らなかった。開催のお知らせ等、告知方法を工夫して、より多くの方に参加してもらいたい」という貴重なご意見をいただきました。この他にも、参加者より、サロンに対する温かいコメントも頂いております。
 今後とも、皆様により楽しんで参加していただけるようなサロン運営を目指していきますので、よろしくお願いします。

 なお、次回の開催は2023年1月下旬、外部講師による特別講演を予定しております。詳細については、後日お知らせいたします。

以  上

第2回「CGA文化サロン」を開催しました

 9月19日(月)、皆様のご支援と協力のもと、第2回目「CGA文化サロン」を前回と同じくオンライン形式により開催いたしました。
 当日は、3連休最終日の午後という貴重な時間帯にも関わらず、当協会会員を含め14名が参加し、ゲストによるスペシャル発表及び会員による発表が行われました。いずれもガイド活動の参考となる非常に興味深く、質の高い内容であり、このサロンだからこそ得られる情報が溢れていました。そして、各発表の後には、質疑応答等を通じた意見交換の場を設け、ガイディングに役立つ情報を参加者同士で共有することもできました。
 近日、日本政府は、一日あたり入国者数の上限撤廃、個人旅行客の受入れ、短期滞在者に対するビザ免除などの水際対策緩和を発表することでしょう。
 したがって、中華圏から戻ってくる訪日者をお迎えするにあたり、準備の機会として、今回のサロンも非常に有意義なものとなりました。
 なお、次回は11月に開催を予定していますので、より多くの方のご参加をお待ちしております。

第1回「CGA文化サロン」を開催しました

 当協会では、7月30日(土)、今年度からの新たな取組として計画して参りました「CGA文化サロン」の第1回目をオンライン形式で開催いたしました。この活動は、『今こそ、磨きたい、日本の魅力の伝え方』をテーマに、会員同士の楽しい交流の場を創り出し、ガイディングにおけるアウトプット力をお互いに高め合うことを目的としたものです。
 当日は、週末の夕方からという時間帯にも関わらず、当協会会員15名が参加し、前半はサロンスタッフ及び実績のある先輩会員のガイディングに参考となる発表を聞き、興味深い内容については、活発な意見交換がなされました。後半は、「夏に涼を感じる風物詩」をテーマに、ガイディングに役立つ情報を参加者同士で共有し合いました。
 昨今、日本政府が海外からの団体観光客の受入れを再開しました。この時期に、第1回目のサロンを開催できたことは、今後、中華圏から多くの訪日者をお迎えするにあたっての準備、そしてガイド活動再開に向けた各自のモチベーションを高める機会として、非常に有意義な時間でありました。
 なお、サロンは年4回の活動を計画しており、次回は9月末の開催予定です。

オンラインセミナー「観光地で使う実践成語講座」を開催しました

 当協会では6月25日(土)、「観光地で使う実践成語講座」をオンライン形式で開催いたしました。当協会内外から凡そ30名が参加し、当協会理事、通訳案内士試験道場主宰の高田直志氏が講師を務め、通訳案内士の実務場面を11に分類し、写真を用い情景を示しながら、それぞれの場面で引用できる成語について説明されました。一方的な講義だけでなく、ときには日本語独特の表現について参加者が一緒になって考える場面もありました。
 政府が海外からの団体旅行客の受け入れを開始した直後となるこの時期にガイディングの場面で使用できる成語に接することができたことは、将来海外からの観光客の再来に備えて準備を進める上で有用な機会となりました。