オンラインセミナー「脱サラ声優四方山話」を開催しました

去る2022年12月17日(土)、当会研修部は「脱サラ声優四方山話」と題するオンラインセミナーを開催し、声優の高瀬朝季さんに講義をしていただきました。
高瀬さんは、「新テニスの王子様」など外国でも大人気のアニメ作品にご出演の現役の声優さんで、ご自身の経験を交えて幅広いお話をしてくださいました。特に、外国語スキルを生かした声優活動、収録現場のエピソード、近年の中国におけるアニメ事情のご紹介など、我々にとって興味が尽きない話題を選んでくださいました。そのほか、時代とともに変遷する声優像や、通訳案内士と声優に共通する仕事の心構え等についても触れられました。しかも先生お手製のPPT資料が秀逸で美しく、簡潔かつ丁寧なお言葉の一つひとつが我々の理解を一層深めてくださいました。
本研修の申込期間が短く参加人数が少なかったのが心残りでしたが、高瀬先生の柔らかいお人柄のおかげで終始和やかな雰囲気の研修会となったと思います。当日は質疑応答が盛んに行われ、先生が実践的な発声方法を快くご披露くださったことも印象深いです。
終了後は先生を囲んでオンライン忘年会を行いました。今回の参加者は全員会員でした。先生が途中で退席されたあとも数時間にわたって続き、昨今の観光業やアジア事情について語り合いました。

第3回「CGA文化サロン」開催報告

 ご好評をいただいております、「CGA文化サロン」は、以下の内容にて、第3回目を開催いたしましたので、会員の皆様にご報告いたします。

開催日時:2022年11月27日(日) 15:00~17:00
開催方法:ZOOMによるオンライン方式
参加者数:9名(会員のみ)
会員テーマ発表:
 1)久田  様 「万步周游东大寺,读懂古都奈良」
 2)和泉澤 様 「根津美術館② 青銅器」
 3)阿部  様 「大宫与盆景(大宮と盆栽)」
 4)新井  様 「録音サービスの魅力」

 今回サロンに初めて参加された澄川会長より、「こんなに素晴らしい内容だとは知らなかった。開催のお知らせ等、告知方法を工夫して、より多くの方に参加してもらいたい」という貴重なご意見をいただきました。この他にも、参加者より、サロンに対する温かいコメントも頂いております。
 今後とも、皆様により楽しんで参加していただけるようなサロン運営を目指していきますので、よろしくお願いします。

 なお、次回の開催は2023年1月下旬、外部講師による特別講演を予定しております。詳細については、後日お知らせいたします。

以  上

第2回「CGA文化サロン」を開催しました

 9月19日(月)、皆様のご支援と協力のもと、第2回目「CGA文化サロン」を前回と同じくオンライン形式により開催いたしました。
 当日は、3連休最終日の午後という貴重な時間帯にも関わらず、当協会会員を含め14名が参加し、ゲストによるスペシャル発表及び会員による発表が行われました。いずれもガイド活動の参考となる非常に興味深く、質の高い内容であり、このサロンだからこそ得られる情報が溢れていました。そして、各発表の後には、質疑応答等を通じた意見交換の場を設け、ガイディングに役立つ情報を参加者同士で共有することもできました。
 近日、日本政府は、一日あたり入国者数の上限撤廃、個人旅行客の受入れ、短期滞在者に対するビザ免除などの水際対策緩和を発表することでしょう。
 したがって、中華圏から戻ってくる訪日者をお迎えするにあたり、準備の機会として、今回のサロンも非常に有意義なものとなりました。
 なお、次回は11月に開催を予定していますので、より多くの方のご参加をお待ちしております。

第1回「CGA文化サロン」を開催しました

 当協会では、7月30日(土)、今年度からの新たな取組として計画して参りました「CGA文化サロン」の第1回目をオンライン形式で開催いたしました。この活動は、『今こそ、磨きたい、日本の魅力の伝え方』をテーマに、会員同士の楽しい交流の場を創り出し、ガイディングにおけるアウトプット力をお互いに高め合うことを目的としたものです。
 当日は、週末の夕方からという時間帯にも関わらず、当協会会員15名が参加し、前半はサロンスタッフ及び実績のある先輩会員のガイディングに参考となる発表を聞き、興味深い内容については、活発な意見交換がなされました。後半は、「夏に涼を感じる風物詩」をテーマに、ガイディングに役立つ情報を参加者同士で共有し合いました。
 昨今、日本政府が海外からの団体観光客の受入れを再開しました。この時期に、第1回目のサロンを開催できたことは、今後、中華圏から多くの訪日者をお迎えするにあたっての準備、そしてガイド活動再開に向けた各自のモチベーションを高める機会として、非常に有意義な時間でありました。
 なお、サロンは年4回の活動を計画しており、次回は9月末の開催予定です。

オンラインセミナー「観光地で使う実践成語講座」を開催しました

 当協会では6月25日(土)、「観光地で使う実践成語講座」をオンライン形式で開催いたしました。当協会内外から凡そ30名が参加し、当協会理事、通訳案内士試験道場主宰の高田直志氏が講師を務め、通訳案内士の実務場面を11に分類し、写真を用い情景を示しながら、それぞれの場面で引用できる成語について説明されました。一方的な講義だけでなく、ときには日本語独特の表現について参加者が一緒になって考える場面もありました。
 政府が海外からの団体旅行客の受け入れを開始した直後となるこの時期にガイディングの場面で使用できる成語に接することができたことは、将来海外からの観光客の再来に備えて準備を進める上で有用な機会となりました。

【テーマ研修】「如何向内行外行介绍日本的(美术)博物馆」を開催しました(2021年11月13日)

 日本中国通訳案内士協会(CGA)は11月13日(土)、日中の文化交流に長年携わってきた唐啓山先生を講師に招き、「如何向内行外行介绍日本的(美术)博物馆」をテーマにオンライン研修を開催しました。近年、日本の浮世絵や草間彌生らアーティストの作品が若い人を中心に中国で知られ、人気を集めています。中国で見られない貴重な中国書道や絵の作品が日本で特別展示されると、一目見ようと中国からわざわざ来日する観光客も少なくありません。また、博物館や美術館をどのように紹介したらいいのかは、多くのガイドにとって難しい分野です。そのような中、当協会内外から26名の方が参加され、有意義な勉強の機会となりました。
 唐先生は北京大学で考古学を専攻し、1989年に来日後、名古屋大学で仏教美術史を専門分野としてご研究される一方、中国の作品を日本で展示したり、日本の作品を中国で広めたりと、長年多くの日中大規模イベントに携わっていらっしゃいます。そのご経験をもとに、日中両国の博物館の規模、歴史、管理機関、所蔵物の違いなどについて講義をしていただきました。先生は「日本の博物館、美術館、資料館、文庫などはどれも、中国における博物館の機能に相当する。中国においては、博物館と美術館はそれぞれが異なる役割を担っている」とPPTを用いて教えてくださいました。当日は中国語がメインでしたが、重要なところや専門用語は日本語での補充説明があり、中国語のリスニングに自信のない会員も安心して受講できる講義でした。
 また、唐先生はガイドの目線に立ち、お客様のニーズによって重点的にご案内すべき場所や内容が異なる点に着眼し、おすすめの博物館や美術館をいくつかご紹介くださいました。中国で見られない仏像などは特に人気があるので見てもらった方がいいとのアドバイスもあり、「日本の文物をインバウンドに紹介する時、その背景や知見をちゃんと説明した上で案内すると、より興味を持ってもらえるはず」と強調しました。
 先生は陶磁器にも触れ、来日当初は日本のわびさびの美を理解していなかったというご自身の体験をユーモアを交えて説明し、笑いを誘う場面もありました。日本と中国の美に対する意識の違いについて、日中のそれぞれの特徴がわかるような陶磁器の写真を比較しながら、日本では素朴な美を追求するが、中国では完璧さ、華やかさが好まれると述べられ、聴講していた我々は目から鱗の思いでした。
 今回の研修を終え、会員から「中国語を用いた研修会が少ないが、今日はリスニングの練習になったし、中国語で日本文化を紹介する言い回しを習うことができてよかった」、「特定の日本文化を研究し、その素晴らしさを中国人だけでなく日本人にも改めて伝えようとしている姿勢に敬服します」などのコメントがありました。
 コロナ禍が早く収束して、習った知識を生かす日が一日でも早く訪れることを願っています。

【テーマ研修】「行田市田んぼアートミニ講座&交流会」を開催しました(2021年9月24日)

 日本中国語通訳案内士協会(CGA)は9月24日(金)、「行田市の田んぼアート」をテーマにオンライン研修を開催しました。行田市職員の皆様から直接お話しいただく貴重な機会となり、当協会内外から約30名の方が参加されました。募集段階で寄せられた質問の数も多く、参加者の関心の高さがうかがえました。
 行田市は世界最大の田んぼアートとして平成27年にギネスブックに掲載されました。ギネス記録を達成するまでの数年間の取り組みや、イネの色のお話、地域住民とともに行う田植えや稲刈りのイベント、図案や測量の工夫など、田んぼアートをより美しく見せるためのご配慮について行田市農政課の富田様が解説してくださいました。
 全国各地には100以上の田んぼアートがあり、富田様はそのうちのいくつかの写真を見せてくださいました。どの地域も特色がありますが、行田市の場合は、何と言っても高さ50メートルの展望台から眼下に広がる壮大な景観が素晴らしいことで全国的に知られており、精緻な測量技術を駆使して、高所から見たときの角度や遠近差が計算されているとのご説明がありました。
25メートルプール93杯分の面積に描かれる大地の芸術を一目見ようと、年間来場者数は今や10万人に達しているとのことです。7月から10月までイネの色の移り変わりを長く楽しめますので、会員の皆様もぜひ足を運んではいかがでしょうか。行田市の周辺にはいろいろな観光スポットが点在しておりますので、季節感あふれる埼玉県ツアーを検討するうえで、今回の研修は大変有意義なものとなりました。
 ミニ講座のあとは交流会が開催され、約15名が参加しました。グループトークと全体トークの時間が設けられ、参加者は各自の近況報告をしたり、アフターコロナのガイディング等について語り、仲間同士の親交を深めました。

【テーマ研修】「地域文化と地酒との関係」を開催しました

 日本中国語通訳案内士協会(CGA)は6月19日(土)、「地域文化と地酒との関係」をテーマにオンライン研修を開催しました。研修には当協会内外から26名の方が参加され、チャット機能を活用して講演をお聴きになりながら随時コメントやご質問を受付け、講師のまちゃる氏がお答えいただく形式で、時間の許す限りご質問にお答えしていただきました。

 講師のまちゃる氏は旅先の三重県多気郡(河部醸造)からオンラインで登壇されました。ご自身が「日本酒伝道師」となるまでの生い立ちから、酒蔵を訪問して得られた状況まで、ご自身のYoutubeチャンネルの動画も交ながら、日本酒初心者からガイド経験のある方までお楽しみいだける内容でご説明をしていただきました。「日本酒には日本の心と数百年に及ぶ歴史があり嗜好品以上の価値がある。」まちゃる氏のお話から日本酒はその色や香り、味のみならず、その土地の文化や酒蔵の歴史を知ることで更に価値を高め、心でも味わう大切さを知ることができました。参加者から「父の日に日本酒を贈っていたが自分は口にしなかった。今回の研修がきっかけで今後は自分でも味わってみたくなった。」とのコメントもいただきました。

 近年、中国への日本酒の輸出量が著しく増加しており、偽物も現れているとのことです。通訳案内士として本物の日本酒をより高い価値をもって紹介していくことが重要であり、その上で今回の研修の開催はとても有意義なものとなりました。

「ベテランガイドに聞く!白川郷・飛騨高山――見どころをお客様にPPTで車内配信して自由見学の満足度UP」参加レポート

日本中国語通訳案内士協会は5月29日(土)に、中国語通訳ガイドの皆様のスキル向上のための研修「ベテランガイドに聞く!白川郷・飛騨高山――見どころをお客様にPPTで車内配信して自由見学の満足度UP」を開催しました。

研修はオンライン形式で、北海道、大阪、岐阜、東京と日本各地から27名様にご参加いただきました。
三部構成の研修、まず第一部は「白川郷・飛騨高山」ご案内のデモストレーション。 当協会ベテランガイドの葉山丹青氏にご登壇いただきました。
タブレットの写真や地図を活用しながらの詳細な白川郷、飛騨高山ガイディング。あっという間に時間が過ぎて行きました。
続いて第二部の質疑応答では、写真資料の入手方法等、現場で資料を活用するための質問などが寄せられました。事前にPPT資料をご提出いただいた3名のご参加者のPPTの紹介と講師、その他ベテランガイドからのコメントも共有。
3名様皆それぞれ違った着眼点、ポイントがあり、どの資料も素晴らしく仕上がっていました。

資料作成の際に気を付けなければならないポイントなどについても解説し、第一部、二部は終了。

第三部は研修部の廣瀬桂氏によるPPTの作成方法についての講義。基礎的な資料は事前送付で、当日は音楽付き資料の作成方法等を取り上げ、三部構成の研修終了となりました。

ご参加の皆様のアンケートでは「スポット写真を見せながらのガイディングがわかりやすい」「実際のガイディングが聞けて勉強になった」「申し込み特典の資料が勉強になった」などのお声がありました。

コロナ禍で外出が自由にできない中ですが、研修部では今後もオンラインで研修を企画・実施してまいります。海外旅行再開に向け勉強したい!仲間と切磋琢磨したい!という皆様の想いに応えられるよう、研修部一同努めてまいりますので、
今後ともどうぞよろしくお願いいたします!

11月4日建築研修レポート

 当会研修グループは、去る11月4日午後2時、新宿区で「日中で活躍する建築家が語る!新国立競技場の魅力」と題する研修会を実施いたしました。一級建築士の三村大介先生を講師にお招きし、90分間の熱い講義に参加者は皆懸命に耳を傾けました。

 JFGの皆さまのご協力もあって英語ガイドさんも多数参加され、当会役員を含めると総勢30名が集まり、かつてない盛況ぶりにおかげさまで満席御礼となりました。

 今回の企画は和泉澤副会長の発案で始まりました。副会長が以前アイトラベルスクエア様主催の建築巡りツアーに参加した際、そのツアーの講師であった三村先生の博学且つ明解な語り口に魅了され、ぜひCGOでも講演していただきたいと考えて直談判致しましたところ、同社のご協力を得て無事に開催の運びとなりました。この度の我々のお願いに二つ返事で快諾してくださった三村先生とアイトラベルスクエアの岡様に対し、この場を借りまして改めて厚く御礼申し上げます。

 当日の講演内容は東京2020の新国立競技場を主軸として、報道でも話題となった設計案の突然の変更の経緯、新旧設計案の建築学上の特性、そして新設計案の生みの親である建築士隈研吾氏の生き様と国内外の作品群、建築部材を通じて設計者が表現する哲学や物語など多岐にわたりました。三村先生のオリジナルスライドと親しみやすいご説明は普段建築に関わっていない人にとってもわかりやすく、また時間を忘れるほどの濃い内容となりました。さらには当会のリクエストに応じて三村先生が特に盛り込んでくださった内容もあり、中国やアジアの有名建築、各国のオリパラ施設のご説明も聴くことができました。

 質疑応答の時間には各参加者から多くの手が挙がり、特に英語ガイドさんの積極的な向学心は当会会員にも大きな刺激になりました。手を挙げなかった方もアンケート記入に積極的にご協力くださいました。一例を挙げますと、日本のみならず中国の建築を見ることができた、新国立競技場は木製だと思っていたが実は木が装飾として多用されていると分かった、中国の建築ラッシュがGDP世界2位を牽引するエネルギーを表していると感じた、もっと建築巡りをしてみたくなった、などの感想が書かれていました。また参加動機としては、通訳ガイドとして資質を高めたい、来たるオリンピックに備えて知識を増やしたい、建築について知りたい、などのきっかけが多くあったほか、会場が遠かった、時間ぴったりに開始するべき、等の意見もありましたので、次回以降の参考にさせていただきます。

 終了解散後、任意希望の15名は自主研修として地下鉄で新国立競技場へ向かい、三村先生に習ったばかりの「建築のみどころ」を探して写真を撮りました。同行した澄川会長の下調べが大変参考になりました。多くの人が会長の詳しい説明を聴き、熱心にメモを取っていました。

 報道や図書では知り得ない貴重な知見を得る一日となり、タイムリーなテーマによって仲間との親交も弾みました、もしもこの研修が参加者の大きな糧となったとすれば幸いに存じます。