令和5年第1回CGA文化サロン開催報告

 昨年から始まりました「文化沙竜」は、皆様のご協力のもと、今年度も第1回目を7月23日(日)に、昨年同様オンライン形式により開催いたしました。
 今回の発表は偶然にも「ディープな奈良」という趣でまとまり、日本人にもなかなか知られていないような、興味深い内容が盛りだくさんの回となりました。
 久田氏の「奈良墨」では、「古梅園」という老舗での墨の製造過程から墨つくり体験までを、和泉澤氏の「三月堂の屋根」では、観光客もあまり足を延ばさない三月堂内部の静謐さや、日本の屋根の形式と紫禁城との比較などを、小川氏の「法隆寺」では、誰もが知っていると思っていた場所が、こんなにも不思議とトリビアであふれていたことを、そして藤原氏には、日本にいては実感することが難しい現在の中国事情あれこれを忌憚なくお話しいただき、参加された皆様が新たなひらめきを得るきっかけになったのではないかと思います。
 澄川会長からは、各人がこのような専門的なコンテンツを積み重ねていくことが大切で、今後のガイドの厚みになるとのお言葉をいただき、水谷会長代行からは、「中国語ガイドの夜明けは近い、準備を怠りなく!」との激励がありました。

  第2回目の開催は9月を予定しております。詳細が決まりましたらお知らせいたしますので、ご興味・お時間のある方の参加をスタッフ一同お待ちしております。今後とも、皆様に楽しんでいただけるようなサロンの運営を目指してゆきますので、よろしくお願いいたします。