【テーマ研修】「行田市田んぼアートミニ講座&交流会」を開催しました(2021年9月24日)

 日本中国語通訳案内士協会(CGA)は9月24日(金)、「行田市の田んぼアート」をテーマにオンライン研修を開催しました。行田市職員の皆様から直接お話しいただく貴重な機会となり、当協会内外から約30名の方が参加されました。募集段階で寄せられた質問の数も多く、参加者の関心の高さがうかがえました。
 行田市は世界最大の田んぼアートとして平成27年にギネスブックに掲載されました。ギネス記録を達成するまでの数年間の取り組みや、イネの色のお話、地域住民とともに行う田植えや稲刈りのイベント、図案や測量の工夫など、田んぼアートをより美しく見せるためのご配慮について行田市農政課の富田様が解説してくださいました。
 全国各地には100以上の田んぼアートがあり、富田様はそのうちのいくつかの写真を見せてくださいました。どの地域も特色がありますが、行田市の場合は、何と言っても高さ50メートルの展望台から眼下に広がる壮大な景観が素晴らしいことで全国的に知られており、精緻な測量技術を駆使して、高所から見たときの角度や遠近差が計算されているとのご説明がありました。
25メートルプール93杯分の面積に描かれる大地の芸術を一目見ようと、年間来場者数は今や10万人に達しているとのことです。7月から10月までイネの色の移り変わりを長く楽しめますので、会員の皆様もぜひ足を運んではいかがでしょうか。行田市の周辺にはいろいろな観光スポットが点在しておりますので、季節感あふれる埼玉県ツアーを検討するうえで、今回の研修は大変有意義なものとなりました。
 ミニ講座のあとは交流会が開催され、約15名が参加しました。グループトークと全体トークの時間が設けられ、参加者は各自の近況報告をしたり、アフターコロナのガイディング等について語り、仲間同士の親交を深めました。