日本中国語通訳案内士協会(CGA)は6月19日(土)、「地域文化と地酒との関係」をテーマにオンライン研修を開催しました。研修には当協会内外から26名の方が参加され、チャット機能を活用して講演をお聴きになりながら随時コメントやご質問を受付け、講師のまちゃる氏がお答えいただく形式で、時間の許す限りご質問にお答えしていただきました。
講師のまちゃる氏は旅先の三重県多気郡(河部醸造)からオンラインで登壇されました。ご自身が「日本酒伝道師」となるまでの生い立ちから、酒蔵を訪問して得られた状況まで、ご自身のYoutubeチャンネルの動画も交ながら、日本酒初心者からガイド経験のある方までお楽しみいだける内容でご説明をしていただきました。「日本酒には日本の心と数百年に及ぶ歴史があり嗜好品以上の価値がある。」まちゃる氏のお話から日本酒はその色や香り、味のみならず、その土地の文化や酒蔵の歴史を知ることで更に価値を高め、心でも味わう大切さを知ることができました。参加者から「父の日に日本酒を贈っていたが自分は口にしなかった。今回の研修がきっかけで今後は自分でも味わってみたくなった。」とのコメントもいただきました。
近年、中国への日本酒の輸出量が著しく増加しており、偽物も現れているとのことです。通訳案内士として本物の日本酒をより高い価値をもって紹介していくことが重要であり、その上で今回の研修の開催はとても有意義なものとなりました。